画面共有を双方向で同時に安全に行える、Skypeより多機能なソフトJitsiの紹介

こんにちは。

今回は、Skypeの基本機能では不可能とされている、双方向で同時に画面共有が行えるソフトJitsiの紹介をしていこうと思います。

Jitsiは、デザインこそ簡素ですが、歴史がありセキュリティも評価されている、利便性の高い多機能のソフトフォンです。初期設定さえしてしまえば、使い勝手も良く、Skypeに勝るメリットも存在します。なので、

  • クリック1度で、お互いにPCの画面を同時に見せ合いたい方
  • Skypeのセキュリティやプライバシーに不安がある方
  • ビジネス会議などで、機密性の高い情報を「安全に」「簡単に」行いたい方

は、以下の紹介を読んでJitsiの導入を検討して頂けると幸いです。

僕も最近使い始めたため、使いきれていない機能もありますが、思った以上に簡単で使いやすいため、おススメです。

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Jitsiとは?

まず、Jitsiについて簡単に紹介します。

概要

Jitsiは、インターネット上のデータ通信を用いて、音声通話やビデオ通話、グループ通話などが行えるソフトフォンです。

2003年からサービスを開始しており、最新の更新は2017年2月となっています。Wikipediaでの解説は英語版のみ存在します。海外ではある程度流通しているソフトなのかもしれません。

以下は公式HPの画像です。こちらからアクセスができます。(ロゴや人の顔を含む画像は、念のため隠しています。)

また、ダウンロードリンクから、対応するバージョンを選択してダウンロードすることで使用できます。無料でダウンロードできます。

対応OS

PCで使用できる各種OSに対応しています。

  • Windows
  • Mac OS(iOS)
  • Ubuntu
  • Debian
  • RPM
  • Arch Linux

モバイル端末では、Jitsi Meetというアプリを使うことができるようです。

Jitsi Meet

Jitsi Meet
開発元:Atlassian
無料
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機能

Skypeと共通の機能

  • テキストメッセージの送信(チャット機能)
  • 音声通話機能
  • グループ通話(会議)機能
  • ビデオ通話機能(テレビ電話)

Skypeでは不可能な機能

  • 双方向で同時に画面共有する機能
    (お互いのPC画面を見せ合う)

これがJitsiを使用する最大のメリットと言えます。

その他

また、Jitsiはソフトフォンであるため、SIPアカウントを取得し登録することで、

  • 一般電話に対しての発信、着信
  • 別の電話番号への着信転送機能

などがパソコン上で使用できるようです。

SIPアカウントについての理解は詳しくありませんが、

Fusion IP-Phone Smart (Smartalk)050 Plusで作成した050番号も、SIPアカウントをもとに作成されているので、これらの050番号の発信、着信をJitsiで行うことが可能です。

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050 plus

050 plus
無料
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  • ​複数アカウントの同時使用

動作確認はしておりませんが、構造上可能そうです。050番号を含む複数のアカウントの発信着信を同時にJitsi1つで行うことができると思われます。

なお、背景色の機能に関しては管理人Raitoが、Windowsで動作確認をしています。

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Jitsiの特徴(Skypeとの比較)

では、Jitsiを使うことで何が便利なのか?

メリットとデメリットをまとめていきます。

広く流通しているSkypeと比較して考えると、使い勝手の良さもわかりやすいかと思います。

Jitsiのメリット

双方向で同時に画面共有ができる(PC画面を同時に見せ合うことができる)

繰り返しになりますが、

Jitsiの最大のメリットは、初期設定をするだけでPC画面を同時に見せ合う双方向で同時に画面共有ができる点にあります。

余計なプラグインやソフト、ブラウザ上を介する必要もなく、相手との通信をJitsiで繋ぐだけで可能であるのがポイントです。ボタン1つで画面共有とビデオ通話の切り替えも行うことができます。

一方、Skypeでは、双方向での同時画面共有を行うことができません。すなわち、相手の画面を見ながら、自分の画面を相手に見せることができないということになります。

実際には他のソフトやサービス、ブラウザなどを組み合わせて、双方向の画面共有を可能にしている方もいらっしゃるようです。(こちらの方がSkypeを使って、いろいろと試行錯誤されています)

別のアプリを同時に起動したり、ブラウザを使用するのに抵抗が無い方、設定を細かく行うのに問題が無い方であれば、Skypeでチャレンジをするのも、1つの手です。

しかし、複数の設定を行うことはその都度手間がかかるということになります。

簡単な設定だけですぐに双方向の画面共有をしたい!という方にはJitsiがおススメです。

個人情報の登録が不要

Jitsiは、ソフト上でアカウントを作成するわけではなく、SIP、XMPP(Jabber)、GoogleといったアカウントをJitsiに追加することで、音声通話や画面共有などの機能を使用することができるようになります。

この中でも、XMPPアカウントは通話に使えるメールアドレスのようなもので、個人情報を登録せずに簡単に無料で作成できます。

あとは作成したアカウントをJitsiに打ち込むだけで会話が楽しめるので、個人情報の登録は一切必要ないのがポイントです。

反面、Skypeは2017年現在、アカウントの作成の際にMicrosoftアカウントとの一体化が必要になっています。Microsoftアカウントの作成には名前や住所などの個人情報は入力する必要はありません。しかし、作成したアカウントのセキュリティ情報にアクセスするためには、別のメールアドレスや電話番号などの情報を登録が必要です。

Skype上では本名を登録していないのにも関わらず、一体化したMicrosoftアカウントに本名を登録したが為に、コンタクト先に名前が知られてしまった、という事例もあるようです。

Jitsiを使用する場合は、アカウント名(XMPPのアドレス等)以外の情報が全く不要なので、安心して使用することができます。

セキュリティやプライバシーの安全性が高い

Jitsiを使う上でのメリットとして、安全性が高い点があります。

電子フロンティア財団(EFF)のレポートで高得点を獲得

前回の記事で、Skypeのセキュリティは危険性が高いことについて触れました。最も説得力のある理由として、電子フロンティア財団(EFF)が公表した、メッセージアプリのセキュリティとプライバシーに関して調査したレポートを取り上げました。

EFFのレポートでは、客観的な7項目のポイント(条件)を、各メッセージアプリが満たしているかどうかを評価しているのですが、Skypeの評価は1点であり(7項目中1項目しか満たしていない)、セキュリティに不安を抱えていることが読み取れます。

しかし、Jitsiの評価は6点であり(7項目中6項目を満たしている)、一般的なアプリと比べても、第三者の機関から高い評価を得ている安全なアプリだと言えます。

(なお、6項目を満たすのはOstelという無料SIPアカウントと組み合わせた場合のようです。Ostelは現在HPにアクセスできないのですが、Jitsiの暗号化システムが高い評価を受けているため、通常のXMPPアカウントを作成、使用すれば問題はないと思われます。)

なぜ安全なのか?

ここで、JitsiがSkypeに比べて安全だと言える理由について、個人的な意見になりますが少し説明します。

理由1:オープンソースであり、かつ高い評価を受けている

Jitsiはソフトそのものがオープンソースです。すなわち、ソフトの通信や暗号化などの仕組みが、全てプログラミングコードとして外部に公開されている状態です。

オープンソースのソフトは、表向きの動作の様子だけではなく、プログラミングコードとして安全性に問題がないかを客観的に検証することが可能です。オープンソースであるだけでは安全性が高いとは言えませんが、仮に問題があれば専門家がコードをチェックすることですぐに明らかになるはずです。

Jitsiの場合は、オープンソースで、かつEFFからの評価が高いため、信用度が非常に高いソフトです。

理由2:暗号化が強力である

コードに関しては詳しくありませんが、一般に使用するだけでも、セキュリティにかなり気配りをされたソフトであることがわかります。

通信相手と合言葉を設定したり、秘密の質問を作ることで、相手であることを確認することができるなど、個人チャットでもここまでわかりやすくセキュリティに気を遣ってくれているソフトは、今までにはありませんでした。

面倒な認証作業が不要

Jitsiはセキュリティの安全面の評価が高く、安心して使用できることは、上述の通りなのですが、

個人情報の登録をしなくても使用ができるため、

SkypeやLINEなどにありがちな、SMSやメールや電話を使った認証作業が一切必要ありません。

Skypeは、例えば複数アカウントを使用していて、ログインとログアウトの回数が多かったりすると、パスワードを覚えていたとしても、よく本人確認の認証作業をさせられることがあります。Microsoftは有名ですので、不正ログイン対策も厳重に行う必要があるのも無理はありませんが……。

Jitsiの場合は、アカウント名とパスワードを入力すれば、再入力の必要もなく、以降はスムーズに使用ができるのもおススメポイントですね。

(もちろん、パソコンの端末の安全性が管理出来て、アカウント名とパスワードを安全に管理できることが前提となりますが……)

Jitsiのデメリット

では、次にJitsiを使用する上で生じるデメリットについて挙げてみましょう。

とは言っても、機能的に大きな欠陥があるわけではないです。

管理人が個人的に気になったことを挙げていきます。

利用者が少ない

Skypeのように知名度の高いソフトではないので、知人や友人、初対面の人間で、「Jitsiね!私も使ってるよ!Jitsiでやり取りする?」なんて人はごくわずかかと思います。笑

仲の良い友人や、PCソフトなどに前向きな友人であれば、画面共有やセキュリティのメリットを伝えれば導入してくれそうな気がしますが、面倒な人もいるでしょう。(実際のセッティングは簡単なので面倒くさがる必要はないです。笑)

ビジネスに導入したいという場合でも、Skypeの普及率が圧倒的なので、メンバー全員に共有させるのが大変だというデメリットはあるかもしれません。

ただ、安全性の評価はSkypeより高いので、プライベートもしくは機密情報をやり取りする相手の場合はJitsiを選ぶのが良いと思います。

デザインや音が独特

Skypeを使い慣れている方なら、おそらくあの発信音、着信音、起動時の音、耳に残っていると思います。Skypeもそれなりに歴史があるソフトなので、デザインや音にかなり馴染んでいる方も多いのではないでしょうか。

Skypeに親しんだユーザーがJitsiを使うと、今まで使用したことのないデザインの色合いや音に少し違和感を感じるかもしれません。通話を発信するときのダイヤル音や、チャットを受信したときの何とも表現しがたい音には、使い始めは戸惑うかもしれません。

ただ、これも慣れてしまえば特に問題はなくなります。

日本語のサポートがない(ところどころ、英語表記)

外国のソフトなので日本語のサポートはありません。Q&Aも全て英語です。

Jitsiのソフト自体は半分以上日本語対応しています。ところどころ英語表記が残っているという感じですが、使用には支障はほとんどないと思います。

何か使い方がわからなくて困ったときに、Googleで検索しても、日本語の解説ページが全くと言っていいほど出てこないのがデメリットかもしれません。

ただ、基本的な使用方法で困ることはまずありません。また、次のページで簡単に説明をする予定なので、安心して使ってほしいと思います。

JitsiとSkypeの比較 まとめ

以上、Jitsiのメリット、デメリットをSkypeと比較することで考えてみました。

表にしてまとめてみたので、良ければ参考にしてください。

基本機能

 音声通話、
ビデオ通話、
チャット、
ファイル送信、
グループ会議
双方向
ビデオ通話
画面共有
片方のみ
片方がビデオ通話
片方が画面共有
双方向
画面共有
(PC画面の見せ合い)
Jitsi
Skype

特殊機能

 一般電話への発着信着信転送機能複数アカウントの同時使用 
Jitsi
SIPアカウントを登録する

SIPアカウントで定められた料金が掛かる
Skype
Skype番号を作成する

一般番号へはSkypeクレジットや月額プランが必要

Skypeの多重起動が必要

アカウント

 アカウント個人情報の登録セキュリティ評価
(7点満点)
認証作業
Jitsi・SIP
・XMPP(Jabber)
・Google等
でログイン可能
不要(XMPP使用時)6点初回、パスワード使用のみ
SkypeMicroSoftアカウントを使用MicroSoftアカウントの個人情報が必要1点度々行われる
電話番号を用いた通話やSMS

その他

 利用者数デザインサポート
Jitsi少ない独特英語
Skype多いお馴染み日本語有

おわりに

Jitsiは日本では知名度は低いですが、より安全な画面共有を行いたい場合はSkypeよりも適していると言えます。

お互いに画面を見せ合ってパソコンの操作を解説したり、画面共有によって遠隔地でプレゼンを行う場合などにはJitsiは効果的かと思います。

現在Skypeを使用している方も、Jitsiについて興味を持たれた方は、Jitsiを導入して使い分けを検討してくださると幸いです。

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