当ブログのプロジェクトの一つにSNS制作を掲げました。
詳細を単一の記事で表現するのは難しいですが、概要についてとりあえず走り書きしておこうと思います。
Contents
SNSの目的
SNSは下記目的に基づき制作を試みる予定。
利用対象者
既存のSNSやインターネットコンテンツから十分な生き甲斐を見出せない方
TwitterやFacebookを代表とした現代のSNSは他者の存在にフォーカスせざるを得ない構造となっていると強く感じます。SNSに限った話ではないですが、インターネット全般は「他人に自分のコンテンツを消費させたい」「自身の存在を広く世間に知らしめたい」という欲望を原動力に発展しているといっても過言ではありません(僕の主観です)。
また、インターネットでは、既に強力な発信力を持った人間(ネット強者、俗にインフルエンサーと呼ばれる人たち)を中心に、人々の幸福感や生き甲斐に関しても、強く断定的な情報の流布が行われています。
インターネット上の情報や機能がこれほどまでに充実しているのはこういったインフルエンサーのマーケティングが大きく寄与していることは言うまでもないでしょう。一方、この広告や断定的啓蒙活動は、確固たる自分が存在しないふわふわした人たちにとって非常にネガティブな刺激となって襲ってきます。
必要な知識、情報が明確な場合、SNSの情報やネットサーフィンは我々を強力にサポートします。一転、ハッキリとした自己を持ち合わせない場合、「消費せよ」というメッセージと共に大量の情報が流れ込んできますので、情報の分別が容易ではありません。
このような、インターネット含め周囲の声に惑わされ続けることに苦しみを感じる人たちに
の提供を目指します。
将来への希望が持てない方
ただ何となく生きながら、漠然とした将来への不安や絶望感に覆われている人もいるでしょう。心の病に陥る人も近年少なくありません。生活習慣病の罹患者も増えています。不安や絶望は他人事ではなくなっています。
不安や絶望に苛まれる理由こそ人それぞれですが、(2019/07現在)僕の考えとしては、「自力で変化させたりコントロールしたりできない対象に意識が向いている」「社会や集団意識により自分の望まぬ方向に進んでいる」「自分の力で自分を変化させられない事実を痛感する」などが主な原因だと思うのです。
社会や集団、他人は自分の力だけで変えることはできません。自分自身は自分の力で変え得る対象です。冷静に考えれば尤もな話なのですが、周囲と自身のパワーバランスが崩れているとき(周囲の考えに自身が支配されているとき)、自分自身すら変えることができないと感じるのは致し方ないことです。また、「自身は変えられる」とはよく謳われる根性論の一つですが、自身を変えるためにも長い時間が必要ですし常に上手くいくとは限りません。自分自身に目を向けても物事が好転しなければ絶望に陥ってしまうのも無理はありません。
このような絶望感を少しでも緩和するために
の提供を目指します。
やりたいことが見つからない方
自分のやりたいことを見つけるためには、まず自身をしっかりと観察し研究することが必要だと強く感じています。他者のアドバイスや周囲からの情報も時には有用ですが、自身の観察が不足した状態では、四方八方の周囲からの情報を処理できず悩むことになります。
逆に、しっかりと自分のやるべきこと、やりたいことが確実になれば、不要な情報や不適なアドバイスを除外しながら適切な情報を探し行動に移すことができるはずです。
の実現を目指します。
利用非対象者
好きなことが十分に見つかっており、生活に不満のない方
好きなことは、必ずしもツールやSNSを通じて見つけなくてはいけないという決まりはありません。当然、過去の経験から自身の好きなことや生き甲斐を確実なものにし、前向きに人生を歩んでいる人が多数いることは事実です。そのような方々には当ツールの利用価値はないと思われます。
高い向上心を維持することができ、自身の分析が十分できている方
当SNSは、社会的要因や他人の目と、自身の考えや感覚や求めるものをしっかりと区分けして、自身の生き甲斐を探していくツールを目指しています。しかし、これは自己啓発の一つの方法を提案しているに過ぎず、確実な方法ではありません。
既に自身の高い向上心を維持する方法が確立され、生き甲斐がはっきりしている方々に対しては、当ツールの価値はないと思われます。
まとめ
社会や他人の価値観に翻弄され、自分の生き甲斐や楽しみ、目指すべき方向性、熱くなれるものが見つからない方々のために、
自分自身の感覚と、他人に影響された感覚を区分けして自己分析を行うことができるツールを備えたSNSの制作を目標とします。
SNSで提供するツール
イメージとしては以下のようなものを考えています
生活の中でのあらゆるイベントを記録
自身の生き甲斐を深く根強く探求するためには、「他人から評価される聞こえのいいイベント」に留まらず、「誰からも興味を持たれないような日々の小さなイベント」にも目を向ける必要があると感じます。
そのため、スマホやウェブアプリを使用して、自身の身の回りの小さな出来事を手軽に記録できる機能を搭載したいと考えています。
具体的な例を挙げると
- 朝7時半に起きた
- 食事の前に「いただきます」を言ってみた
- いつもより速足で歩いて学校に行った
- 寝る前に軽くストレッチをした
- 不安な時に脈を図りながら深く深呼吸をしてみた
などなど、ほんと小さなことでもいいので、手軽に記録できるような機能を搭載したいです。
多数の評価項目に分けてイベントを評価する
記録したイベントに対して、自分がどのように感じているかを、複数の項目に沿って評価します。
例として
「昔の思い出がフラッシュバックして不安と絶望が溢れて苦しくなった」(症状)
→「好きな有名人のTwitterを見て気分を紛らわせようとした」(対処)
という記録を行ったとします。この行動に対して、
-
- 幸福感
- 快感(快楽)
- 安心感
- 達成感
- 充実感
- 挑戦心
-
- 他者からの評価に値する
- 優越感
- 正義感
- 将来人の役に立つ(他者貢献度)
等の各項目について、10段階くらい?で評価をしていきます。この際、数値の調整をするために意識して高い値をつけたりせず、思ったままにポイントをつけることが大切です。(極端な話、自己評価が低い人ならオール1でも問題ありません)
ここで、ラインより上の項目が「自身の感性」、ラインより下の項目が「社会や環境要因による感性」になります。ここで明確な線引きをして評価をすることで、
社会で大切とされている経験と、自身が大切にしたい経験とのギャップ
について区分けをすることができます。
自身の経験を比較することで適切な行動を見つけていく
他者が見ればくだらなく映るような日常の小さな経験でさえ、自身の感性に基づき評価することで貴重なデータとなります。
そして、初めは自己評価などどん底でも構わないのです。自身の行動に関してどん底だと思っているという事実でさえ自分を形成する事実であり、これも貴重なデータです。
では、これをどうやって好転させていくか?ということですが、
異なる自分の2つの行動の評価の比較を繰り返して望ましい行動を探っていく
ことになります。
先ほどの例で言えば、
「昔の思い出がフラッシュバックして苦しい」(症状)
に対して
「Twitterを見て気持ちを紛らわせる」(対処①)
を行い、一時的な快楽(項目2)は得られたものの、安心感(項目3)や達成感(項目4)は低く、却って不安になってしまったと自己評価したとします。
では、次に同様の症状が起きたときに、
「好きな音楽を聴いて気持ちを紛らわせる」(対処②)を試してみたとします。
この場合、対処②を評価する際に、対処①を基準としてどの程度優れた行動であるかを評価するのです。こうすることで、例えば安心感(項目3)を得たい場合、対処①と②のどちらが自分に合っているか、ある程度目途が立ちます。
重要なのが、自分以外の他の誰かが試した結果との比較を行わないことです。他人が得た結果はあくまで他人が感じた結果であり、自分に当てはまるとは限らないからです。また、他人の優れた結果と比較してしまえば自分の起こした行動がすべて否定的に思え、大差ないように感じがちです。これでは自己分析ができません。自身の感触が僅かでも良いという気づきが、自身の幸福感や充実度に深くリンクしていると思います。
イベントの評価は時間を空けて複数回行う
自身がとった行動の評価は、行った直後だけ行うというわけではありません。期間を空けて(1週間後、1か月後、半年後、1年後など)評価を行うことで違った結果が見えてくるはずです。
例えば、ある思い出に関して、当時はすごく苦しく辛かった感覚があったけれど、今となってはすごく貴重な経験で自分にとって大事だったと思うことがあったりします。一方、綺麗ごとばかりではなく、一生懸命やって当時は充実していると思っていたが、振り返ると何の役にも立たない無駄な時間だった、と感じる思い出だってあるかもしれません。
自身のイベントに関しても、やった直後と期間を空けた後では感じ方が異なります。そのため、イベントを一定期間空けた後に再評価するシステムを作ることで、より自分の感覚を明確にデータとして残します。
小さな経験の記録の積み重ねが自身専用のデータベースを形成する
このように自身の小さな行動パターンを、逐一記録していくことで、自身の傾向や感覚をデータとして集めていきます。データがある程度集まれば視覚化することも可能でしょう。
こうやって積み重ねたデータは、自身が不安に陥ったり苦しいと感じたときに自身を助けてくれます。何故なら、学者が他者を観察して得られた合理的なデータよりも更に、自身が自身を分析して得られたデータは、より自分の行動にフィットしていることは明らかだからです。
自分専用の自分に最適なデータベースを形成することがこのツールの最大の目標としています。
こうして得られたデータにより
- 不安に陥った時に安心感を高める行動
- 生き甲斐や達成感をより深めるための行動
- 社会的評価と自身の感覚の共通点
などを明らかにすることができます。
自分が嘘偽りなくデータを収集すれば、そのデータは嘘をつきません。そのため、困ったときに自分の集めたデータを信じて行動することができるはずです。
おわりに
今後も当ページは編集、更新を行うかもしれませんが一旦アップしておきます。
SNSの設計図というよりは、ここ1,2年の間自分が潜在的に行ってきた自己肯定感を高めるための方法をまとめた感じになりましたが、とりあえず文章に残したことに意義があると思っておくことにします。